映画鑑賞後に初めて起きた万感の思い。
2019.09.22|日常のこと
こんにちは。
新築事業部 工事課 金橋です。
私は月に二回位の頻度で札幌に映画を観に行きます。
北海道では札幌でしか上映していない作品がかなりあります。
正直函館の映画館は全然上映数が少ないです。
私の好きなアニメ作品等は函館では殆ど上映しませんし、邦画にしても洋画にしても札幌より一月遅れで上映したり場合によってはもっと遅れて上映したりしています。
ようするに人気があった作品(収益が見込める)だけ函館では上映しているといった感じです。
勿論日本全国同時上映なんかもあります。
その為、私の場合札幌で観て面白かった作品を函館でもう一度観たりしています。あとサービスもちょっと違います。
函館の映画館で全くないわけでは無いですが、
映画の来場者特典をリピーターを増やすために一週目、二週目、三週目と変えてきたり、
ポップコーン半額券を不定期に配ったり、
毎週メンズデイやレディースデイが
あったり、モーニングショーやレイトショー以外にも格安料金設定があったりもします。
ユナイテッドシネマさんはポイント制を導入しており六回観ると一回無料で鑑賞できたり函館の劇場とは差があるように感じます。
その為月に二回ペースで札幌にドライブして映画を楽しんでいます。今月は二週連続で水木休みがとれたので二週連続で観に行ってきました。
見た作品は、
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド、
天気の子、
この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説、
フリーソロ、
プロメア、
ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝
を観てきました。
この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説は私の好きなアニメだったので二週連続で二回観てきました。
アニメは2年程前に二期が放送され円盤等の売り上げが良かった為、この度めでたく劇場公開となりました。
勿論円盤はコレクションとしてコンプリートしていましたので再視聴して劇場に行きました。
作品自体は異世界転生ものなんですが(アニメにはよくある設定です。)冒険バトル物ではなく、ギャグに振っています。
それが私のツボにハマり好きな作品になりました。
自分の好きな作品が劇場で楽しめるというのは最高ですね。
勿論200%期待を裏切らない内容でした。
終始笑いを堪えながら鑑賞してました。
円盤購入も決定です。
しかし、劇場公開がアニメ二期放送から約二年後なわけですからアニメ制作がいかに時間がかかるものなのかが少し理解できますね。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド は実話にもとずいた作品、俳優が有名、プラス評価が高いので観に行きましたが、私にはサッパリ良さが分かりませんでした。
私には長く退屈な時間でした。
こんな事もあります。
観に行く作品全てが自分にとって面白いとは限りません。
天気の子は観てきた人も多いと思いますし、これから観る人もいらっしゃると思いますので私の感想は割愛したいと思います。
フリーソロはドキュメンタリー映画です。
命綱なしで道具を使わないで素手だけで崖を上る人に密着した作品です。
劇場で観る断崖絶壁は迫力ありました。
命がいくつあっても足りないスポーツだと思います。
プロメアはオリジナルアニメ映画で長期上映しており100日を超えていました。
作画が私の好みではなかった為、鑑賞していませんでしたが観ておこうと思い鑑賞しました。
が、やはり作画の好みのウェイトは大きく
物語は面白いとは思いますが、完全には楽しめませんでした。
作画はやはり大事です。
物語としては熱血ものです。
最後にヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝を鑑賞しました。
この作品は珍しくなぜか二週間の期間限定上映でした。
この作品をその日最後の視聴にしたのは理由があります。
それは必ず泣いてしまう事が分かっているからです。
この作品を観た後に他の作品は観る事は出来ない。
どんな物語も薄っぺらく観えてしまう。
だってこの作品は京都アニメーションさんが作った作品だから。
この言葉の意味はアニメファンでなくとも分かると思います。
この作品も一年程前にアニメが放送されていました。
円盤こそ持っていませんが勿論全話視聴しております。
物語は異国での戦争終結後の世界が舞台です。
そこで手紙を本人の代わりに書いて届ける仕事を通してタイトルにもなっている主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンが戦争で人間らしく生きられなかった。
その為感情が持てない主人公が人の心を学んでいく事が物語の主軸となって進んでいきます。
アニメなので少し無理な設定もありますがとても感動できる作品です。
そんな作品の劇場公開です。
しかも、あの事件後二か月程での上映です。
劇場に足を運ぶ人は間違いなく真のアニメファンである事は間違いありません。
なんとも言えない感情のまま自分の席に着席しました。
上映開始後すぐに映像の綺麗さに目を奪われました。
元々テレビアニメも作画が神がかっていて毎話劇場版レベルでしたが劇場の大画面で観る映像はそれはもう美しかったです。
今回は外伝という位置ずけなので物語もテレビアニメ本編との繋がりも殆どなく感じましたが、物語中盤から後半にかけてキッチリ泣かせにくる所も完璧でした。
(色々な感情が生み出す相乗効果もあったと思います。)
エンドロールで涙を拭きながら感動の余韻に浸っていると最後に 劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの予告が流れて鋭意制作中と文字が写し出されました。
実は劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンは外伝が今年の9月6日上映で来年の一月には本編の劇場公開が予定されてました。
ですがあの事件により公開延期を余技なくされました。
鋭意制作中
それは彼らがもう働いているという事。
そして今日観た作品に仕事で携わった人達の35人はもうこの世にはいないという再認識をさせられる5文字でした。
私は何とか席を立ち涙を必死にこらえて劇場を後にしました。
劇場では泣いてる人もいましたが皆さん涙をこらえて平静を装って退室しているように私には感じました。
軽く70人から80人はいたと思います。
覚えているのは皆さん無言で黙って歩いて退室しておりました。
友人やカップルで来ていた方もいたと思いますが、映画の感想を語り合う言葉一つ聞こえなく、ただ静かに退室しておりました。
あの時あの場所にいた人達は私と同じ万感の思いだったのだと思います。
人は生きて行くうえでお金がどうしても必要です。
だから働くのですが、あのような事件の後、僅か一月余りで働く事ができるでしょうか?
私は自分の為だけに働くなら無理だと思います。
世界中のアニメファンがこの会社の人達が作るアニメを待っている事実。
世界中のアニメファンがこの会社が無くなってほしくないという人の思い。
を感じて、人生に絶望する事なく世界中のアニメファンの期待に応えるべく必死で働いているんだと思います。
それを考えると私は涙が溢れて止まりませんでした。
私は死ぬまで京都アニメーションさんが作った作品をアニメファンとして見続けると思います。
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン完成をいつまででも待ち続けたいと思います。
そして、必ず劇場に観に行きます。
それから
劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝
は二週間の上映を超えて延長上映されております。
ぜひ多くの人に観て知って貰いたいと思います。
それでは、また。