Staff Blogスタッフブログ

アニメ史に残る作品  @新築事業部工事課

2020.11.03日常のこと

こんにちは、新築事業部 工事課 金橋です。

夏が終わり秋になり少し寒くなってきましたが、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はというと相変わらず札幌に行って映画を鑑賞をしておりました。

10月は仕事が忙しくて一回しか札幌に行けてませんが。

それでも心に残る作品に出合えたので書き込みたいと思います。

.

劇場版 ヴァイオレット・エバーガーデン 

去年外伝が上映されてこの度アニメ版の続編になります。

外伝は物語本編とは関係ないお話でしたが、

今作は完全にTVアニメ本編の続きになるので自分はとても楽しみにしていました。

最近はこの流れが多くてTVアニメでやって物語の山場もしくは完結を劇場で公開。

という流れは定番になってきました。

アニメ制作は商売なのでTV放送で終わらせるよりは、

集客が見込める作品なのであれば劇場公開の方がビジネスとしていいのでしょう。

ファンも自分の好きな作品をスクリーンで観れるのは嬉しい限りだと思うので、

この流れは需要と供給のバランスが取れているのだと思います。

それにTVアニメと劇場版ではコストと時間の掛け方が全然違います。

自分の好きな作品ならベストな環境で最高の仕事をしていただいて

最高の状態で世に送り出してほしいと思うのはファンなら当然の事です。

本作 劇場版 ヴァイオレット・エバーガーデンは京都アニメーションさんの作品です。

思い出したくもないあの大事件から1年3か月後に劇場公開になりました。

優秀なスタッフが沢山失われた状態での仕事は物凄く大変だったと思います。

それでも劇場公開の日を迎える事ができた。

本作は正にこの会社の魂が込められた作品だと思います。

色々な思いの中で自分の席に着席です。

映像の綺麗さですぐに作品の物語に没頭できます。

本作は作品のテーマが素晴らしいです。

この物語のテーマは手紙です。

思いを伝える。

電話もあまり普及していない時代において手紙はとても重要なものだったのでしょう。

実話では無いですし創作物なのでツッコミ所は確かにありますが、

そんな事は些細な事です。

だって私はこれ以上ないほどの涙を流して鑑賞していたのだから。

物語後半はもうずっと泣いてました。

本作は10年後でも色あせる事のない作品だと思います。

完全に大人向けなので子供受けはしないと思いますが、

是非大人の方に観ていただきたいです。

たぶん女性の方が感情移入出来ると思います。

私は映画鑑賞後にTVアニメの円盤を全て購入しました。

.

鬼滅の刃 

日本人でこのタイトル知らない人がいるのだろうか?

と思う程のビックタイトルになってしまった本作。

深夜アニメから始まった本作が

誰もがここまでの作品に成長するとは予想できなかったと思います。

私はガチのアニメファンなので毎週視聴していましたが

10話位までは私にとっては普通の作品でした。

見る目が変わったのは19話の視聴後になります。

TVアニメ版ではありえない程の作画で正に神回。

手に汗握る展開に感動して視聴後は自然に泣いてました。

本作はTVアニメの続きの話なので楽しみで楽しみで

待ちきれなく札幌の映画館ではなく函館の映画館で見る事にしました。

土日は混むので仕事終わりのレイトショーで月曜日に行きました。

満席の張り紙で観れず。翌日火曜日も行きましたが満席の張り紙でした。

水曜日は私は休みなので昼過ぎに行ったらそれでもその日の上映ですら満席でした。

マジかになり始めて店員さんに聞いていつなら観れますか?

と聞いたら二日後でしたら少し空いてますよと言われて。

ビックリ。

長い事映画館に行ってますが二日後のチケットを購入したのは初めての事です。

本当に驚きしかありません。

当日仕事を終えて私服に着替えて観に行きました。

劇場はレイトショーなのに子供達が沢山いました。

満席一席の空もなく上映開始です。

長い事映画館に通ってますけど正真正銘の満席は自分は始めての事です。

本作は少年漫画が原作なのでどうしても子供達が喜ぶ笑いがあり

おじさんの私はそこだけは無くていい場面ですが

戦闘シーンは圧巻の迫力で腕組みしてる自分の手にかなり力が入ってました。

少年漫画らしい正義の心と弱者を守る優しさと勇気を表現した素晴らしい出来でした。

炎の呼吸。

メチャメチャカッコ良かったです。

TV画面では作品の良さが半減してしまうと思いますので、

是非劇場に足を運んでみてください。

私は札幌の巨大スクリーンであと二回位は観てきたいと思います。

自分は家を作る仕事をしているので

物作りの仕事とはどういうものかという事だけはよく分かります。

アニメ制作に携わった事は無くても

この2作品はどれだけの情熱を注ぎこんで作られたか感じる事が出来るのです。

物作りは人の熱量が全てだと私は思っています。

本当に凄いものを作るのなら

設計者なのであれば何度も何度も書き直して最高の設計をしなければならないし、

出来上がった設計図を実現する為には高い施工技術が必要になります。

調べ尽くして物事に当たったとしてもうまくいかない事もあります。

時には折角やった仕事をやり直す事だってあります。

どんなに優れた人間でも、どんなに優れた組織でも、

いいものを作ろうとすればするほど仕事のやり直しはある事だと私は思います。

施工者が納得しないという事です。

十分な完成度に達していないと思えばやり直す。

一定の精度は出ていたとしても施工者が

もっと良くなると思えば次回からやり方を変えてみたり。

物作りは修正を加えて精度を上げていくものなのです。

25年間物作りをしてきたからこういう考えになったと思います。

アニメ制作はきっとそうやって作られているはずです。

声優さんの演技と作画がかみ合ってなければ書き直し、

音をつけた時に違和感がないように効果音を修正して

本物のような又はそれ以上のインパクトを与えるように工夫したり

原作以上の演出を考えたり、

その逆の原作を忠実に再現したりと制作会社が違えば

人の考えも変わるのでどんな展開にもなるものだと思います。

どんなに素晴らしい原作も良くするも悪くするのも制作会社次第です。

アニメ制作は施工技術だと私は思っているので、

人が情熱をつぎ込めばこれからもこんな素晴らしい10年後でも語られる位

凄い作品達と出会えると思います。

それでは、また。


PAGETOP

ハウジング・コバヤシ
〒041-0811
 函館市富岡町3丁目16番18号
TEL:0138-41-8181
FAX:0138-41-8953
SHARE