エコキュートの昼間湧き上げ機能をご存じですか? 全館空調YUCACOの家
2024.02.26|家づくりについて
ハウジング・コバヤシの『全館空調YUCACOの家』は
14帖用の家庭用ルームエアコン1台で家全体を冷暖房するYUCACOシステムを基本に、スマート電化設備のエコキュート温水器や気圧調整型の第1種熱交換気システム並びに、太陽光発電設備を装備した長期優良住宅で耐震等級3の優れた住まいです。
今回はその中の給湯設備についてご紹介させて頂きます。
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みなさまエコキュートの昼間湧き上げ機能をご存じですか?
以前のオール電化住宅で普及した電気ヒーター式の電気温水器に比べ、近年に普及したエコキュート温水器はヒートポンプ技術により大気熱を利用して従来の1/3程度の消費電力でお湯を湧かせるスマート電化設備です。
近年ではエコキュート温水器と太陽光発電設備の普及拡大により、夜間電力ではなく昼間の太陽光発電の自家消費を利用してお湯を湧かす事が可能になり、対応できるエコキュートが各メーカーから販売されています
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各メーカーが開発した専用アプリなどで太陽光発電との連携で昼間湧き上げに対応できるようになっています。
昼間湧き上げのメリットとしては以下の内容になります。
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【1】太陽光発電の自家消費でお得
従来のエコキュート温水器は夜間電力でお湯を沸かしますが、昼間に太陽光発電する無料の電気を自家消費利用する事で電力会社からの買電量を削減し節約できます。
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現在の太陽光発電による余剰電力の売電価格は16円/kWですが、買電価格の方が高いため効率よく自家消費利用する方がお得になります。
ヒートポンプ機能を持った機器(エアコンやエコキュート等)に対応した北海道電力の料金プラン『エネとくスマートプラン』の場合は夜間・日祝時間の1kWh当たりの料金は28円99銭(2024年4月1日より)ですので、売電よりも自家消費した方がお得です。
また、太陽光発電の組み合わることでエコキュートの消費電力の50%以上を自家消費電力で賄うことが可能とされています。
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【2】昼間の方が高効率でお得
エコキュート温水器は大気熱を利用してお湯を沸かすシステムですが、外気温が高いほど効率が良くなる特徴があるため、一般的に夜間より気温の高い昼間の方が効率が良くなり消費電力を節約できます。
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エコキュート温水器で利用されているヒートポンプ方式とは、大気中の空気を圧縮すると温度が上がる物理現象を利用して熱を取り出すシステムですが、外気温が高いほど熱を取り出しやすく効率が良くなります。
一般的なエコキュートの消費電力は季節により夏:約1.0kW~冬:約1.5KW程度ですが、夜間よりも昼間のほうが外気温が高いため季節により10~30%程度の節電効果があるとされています。
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【3】放熱ロスが少ないからお得
夜間湧き上げの場合は通常朝7時に湧上げる設定ですが、昼間湧き上げの場合は午後3時の湧き上げ設定となり一般的な入浴時間帯までの時間が短くなりますので放熱ロスによる保温電力が節約できます。
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今まで通りの夜間湧き上げの場合、エコキュートの湧き上げ設定は朝7時がとなりますが、一般的な入浴時間帯の夜までに放熱ロスが発生します。
昼間湧き上げの場合は午後3時の湧き上げ設定となるため入浴時間帯までの放熱ロスが少なくなり消費電力を節減できます。
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今後も『全館空調YUCACOの家』についてご紹介して参りますので皆様の家づくりの参考になれば幸いです。
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弊社では高盛町分譲地パークサイドビレッジ巴の常設モデルハウスにて
全館空調YUCACOシステムをいつでも体感できます。
パークサイドビレッジ巴『Moderato×YUCACO』モデルハウス
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またお施主様のご厚意により随時完成邸の見学会も開催しております。