省エネ住宅には何畳用エアコンが最適?~GX志向型住宅なら"1台"で家中快適!
2025.07.01|家づくりについて
エアコンの対応畳数は本当に正しい?
「14畳用のエアコンって、14畳の部屋にちょうどいいんでしょ?」
多くの方がそう思いがちですが、実は"対応畳数の目安"は住宅の断熱性能によって大きくズレることをご存じでしょうか?
今回は、従来の「畳数目安」の意味と、近年注目されているGX志向型住宅(グリーントランスフォーメーション住宅)においてのエアコン選びの考え方をご紹介します。
◇「対応畳数の目安」は、どんな家を想定しているの?
市販エアコンのカタログには「6〜9畳用」「14畳用」などの表記があります。
これは、JIS(日本工業規格)に基づいて設定されており、主に以下のような条件を想定しています。
設定条件 | 内容 |
---|---|
断熱性能 | 昭和~平成初期の住宅(旧省エネ基準) |
気密性能 | C値5.0程度(すき間が多い) |
部屋の向き | 南向きの木造住宅や和室を想定 |
つまり、断熱・気密性能があまり高くない住宅での冷暖房を基準にして、エアコンの「畳数目安」は決められているのです。
◇ HEAT20 G2グレードの家ではどうなる?
一方で、近年増えている高断熱・高気密の省エネ住宅(HEAT20 G2グレードなど)では、熱の出入りが非常に少なく、エアコンに必要な能力も格段に小さくなります。
たとえば、北海道函館市(3地域)で以下のような住宅の場合:
項目 | 性能 |
---|---|
外皮性能 | UA値0.28未満(HEAT20 G2基準) |
気密性能 | C値0.5以下 |
延床面積 | 約30坪(100㎡) |
建物種別 | 高性能木造住宅(2階建て想定) |
このような住宅であれば、冬の暖房でも家全体で必要な熱量は3kW前後になります。
つまり、一般的な「14畳用エアコン(定格暖房能力4.0〜5.0kW)」1台で、家全体を快適に暖房することも可能です。
◇ YUCACOの家は4kWクラスのエアコン1台で全館空調が可能!
当社が提供するGX志向型住宅「YUCACOの家」は、まさにこの高断熱・高気密性能を備えた住宅です。
さらに、全館空調を前提とした設計(空気循環・熱移動設計)により、1台の壁掛けエアコンで家中を快適に保つことができます。
▶ 導入しているシステムのポイント:
- UA値0.28以下の断熱性能(HEAT20 G2クリア)
- C値0.5以下の高気密
- 熱交換効率82%の第一種全熱交換型換気システム
- 高性能エアコン(定格暖房4.0〜5.0kW)1台運用
この仕組みにより、電気代を抑えながらも快適性を妥協しない、まさにGX(グリーントランスフォーメーション)時代の理想の暮らしが実現します。
◇ エアコンの選び方は「家の性能」で変わる
家の性能 | 必要なエアコン能力 | コメント |
---|---|---|
旧来の住宅(UA値1.0前後) | カタログの「畳数目安」通り | 14畳用で14畳を暖房 |
G2グレード(UA値0.28未満) | カタログより小さい能力でOK | 14畳用で家全体30坪以上対応可 |
◎ GX志向型住宅で「エアコン1台の暮らし」を体感しませんか?
「家の断熱性能を高めれば、エアコンのサイズも減らせる」
これは省エネにも、ランニングコストにも、そして快適さにもつながる重要な考え方です。
ぜひモデルハウスで、本当にエアコン1台で快適なのか?をご体感ください。