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新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ⑦

2019.09.03家づくりについて

前回に一気に涼しくなったと書いたら少しブリ返して熱くなりましたね?

結局残暑厳しい折ですが皆様元気にお過ごしでしょうか。。。

こんな時には辛いつゆ無し担担麺を食べてたっぷり汗をかいてスタミナを回復しましょう!

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ファミリーマート限定の東京満島 視線担担麺 阿吽のつゆ無し担担麺はお勧めです♬

シビれる系の辛さがレトルト肉そぼろと相性が良いです。。。

辛さ調整とか書いてるものは、とりあえず全部入れておけばOKです。笑

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シリーズ連載『新築住宅のつくり方』の第7回目をお届けします。

前回までで一階の床部分までが出来上がりましたので、

次に柱を建てていって二階床、屋根と進めていきます。

一階床より上の建て込みには資材の移動運搬にクレーンが必要になります。

『ラフテレーンクレーン』と言って、四つのタイヤで舵を切れて小回りが利くタイプのクレーンうを使用します。

現場では固定用の脚を伸ばして安定させると、こんな感じになります。

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トミカも発売されていますのでお子様に買ってあげた親御さんも多いのでは?

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クレーンの運転や操作は免許を持った業者の方が行います。

クレーンと大工さんの連携作業で柱や二階床組や小屋組をどんどん建て上げていきます。

一口に在来軸組工法と言っても様々な工法があると前述したのですが、

当社の場合は骨組みの同士の接合や組付けは全て金物接合による工法を採用しています。

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※ちなみにこの金物工法の挿絵は私がPCで作成したものなので転載利用は不可でお願いいたします。

現場は重量物の材料が空中を移動するのでケガの無いように最大限の注意が必要です。

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大工さんや作業者は安全のためヘルメットを着用して、

仮設足場や二階床下地の梁の上なども軽々と歩きながら作業します。

クレーンの伸ばした腕(ブーム)や揚げた荷物の下には入らないように注意します。

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一階同様に二階床の下地となる構造用合板を敷いて

ネジ釘(ビスと言います)を打って固定します。

二階床の下は、通常は一階の部屋になるので断熱材は入れませんが、

二階床の下が外になる部分には規定の厚さの断熱材を設置します。

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二階床の次は屋根の軸組を組んでいき、屋根の下地合板をこれもビスで固定します。

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屋根下地の合板(野地合板:のぢごうはん)が張り終わったら

合わせ目を防水テープで塞ぎます。

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そして屋根の一時防水となるアスファルトルーフィングという防水材料を張りますが

これは屋根の防水上とても重要で、

この防水工事が適正に出来ていないと後々に所謂『雨漏り』が発生すると言っても過言ではありません。

アスファルトルーフィングというのはwikiの言葉を借りると

(英語:asphalt roofing、tar paper)

板紙にアスファルトをしみこませた建築用の防水材料。主にビルの屋上や家屋の屋根、壁に敷いて、雨水が屋内に進入するのを防ぐために用いる。

となっています。

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落雪し難い屋根を施工する場合はアスファルトルーフィングの下地に断熱材も施工します。

四角い屋根の場合も作業は同じです。

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三角屋根に比べては大分緩いですが、

一方向に水が流れるように屋根下地の野地合板を張りつけます。

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フラットルーフという四角い屋根の場合には、

屋根の上に雪を載せておく形になるので下地に断熱材を設置します。

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下の写真はアスファルトルーフィングの色は先ほどの三角屋根と違いますが、

これも三角屋根と内容にとても重要な防水工事となります。

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次に外壁の下地にOSB合板という板状のパネル材をビス止め(ネジ釘)で張ります。

OSB合板というのは壁が地震に耐えられるように張るパネル材で、

Oriented Strand Board:オリエンテッドストランドボード

の頭文字を取った略語です。

原木から切削された長方形の薄い木片を、

表面層とコア層で繊維方向が直交するように重ねて高温圧縮した

「構造用木質ボード」の事を言います。

強度をもたせるように計算されて木片が切削されていて、

交差積層により合板と同じような強度と剛性を備えています。

『ちょっと何言ってるか分からない』かも知れませんが

そんな方はgoogle先生に聞いてみてください。

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全部の外壁下地にOSB合板が張り終わるとこのようになります。

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一応、ここまで進むと所謂『上棟:じょうとう』となります。

通常は1組2人の大工さんが作業しますが、ここまでは応援の大工さんと一緒に2~3組で一気に工程を進めます。

応援に来て頂いた大工さんの建て込みにはお互いに応援に行くというような形になっていて借りた手間を手間で返すというような感じです。

昔々は軸組の一番高いところに取り付ける『棟木:むなぎ』という材料が設置し終わると『上棟』となり、神社を手配して『上棟式:じょうとうしき』を執り行い、近所の人たちを集めて『もちまき』をしたりしましたが、北海道の、とりわけ道南函館では大分廃れてしまい『上棟式:じょうとうしき』は行わない場合が殆どになってしまいました。

これは少し以前の写真になりますが、上棟式の『もちまき』の様子です。

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大分工事が進みましたね!!

だがしかし、今回はここまでにしましょう。。。

最後はいつもの締め言葉とになりますが

より詳しく知りたい方は

専門書をお買い求め頂くかgoogle先生にお聞きくださいね♬

前回までのバックナンバーは以下からご覧ください。

新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ①

新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ②

新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ③

新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ④

新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ⑤

新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ⑥

それでは次回更新をお楽しみに!

続きはこちら

新築住宅のつくり方@ハウジング・コバヤシ ⑧

新築事業部 境(一級建築施工管理技士・二級建築士・宅地建物取引士)


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